はざ木の田んぼ道 雪の峠道
手引きに連れられ 村から村へ
三味の音に合わせ 歌を届ける
饅頭笠の 瞽女さんの旅
瞽女のハルさん 五つで弟子入り
吹雪の川原で 寒声修行
ぼっこれ薬罐と いじめられても
目の見えない女が ただ生きるため
瞽女のハルさん 初旅は九つ
下田の在から 栃尾へひと月
いい人と歩けば 祭りの瞽女宿
悪い人と歩けば 修行の旅路
厳しい掟に 背けば離れ瞽女
三々九度は 弁財天と
まめな時に稼ぐは 当たり前のこと
なんぎい時こそ それが瞽女の道
峠をいくつも越え 会津 米沢
種籾もお蚕も その声に喜び
子別れ 心中もの 口説き節 祝い唄
涙と笑顔で また来年も
はざ木の田んぼ道 雪の峠道
手引きに連れられ 村から村へ
三味の音に合わせ 歌を届ける
饅頭笠の 瞽女さんの旅
饅頭笠の ハルさんの旅
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