結わえた黒髪 解いて女は
強がりの服 脱いで甘えた
こんなに早く 夜の顔見せ合えた部屋は
夏の終わり告げるような 稲妻の夜
裏切るはずない 連れ添った人を
火遊びの火照りに 馴染んでゆくけど
許されるなら 想いのままに流れてゆきたい
女心背中に二つ ほろ酔いの道
空を渡る月 月を隠す雲
雲を流す風 風に吹かれ一人
黒髪ゆらせた 風に寝付けない
誰だって淋しく もっと激しく生きたい
胸にうごめく風たちを 殺しきれずに
嘘を幾つ重ねてゆく 往生際の悪い奴
空を渡る月 月を隠す雲
雲を流す風 風に吹かれ一人
空を渡る月 月を隠す雲
雲を流す風 風に吹かれ一人
|